Let`s Go Out! スタイリスト望月律子さんに聞くアウター選びの正解

クローゼットの中でも金額的にも“嵩張る”からこそ、失敗は避けたいアウター。
とは言え「無難」に逃げるのではなく、今の自分を美しく見せ、愉しく着こなせる１着を見つけたい──
今回は人気スタイリストの望月律子さんにアウター選びの極意を伺います。新しさをまとって出かけましょう。

1.なめらかさも光沢感もこの上ない100%ピュアカシミアを使用。美しい外見と極上の肌触りはまさに一生もの。2.スリーブにはリブ編みのカジュアル度を程よくマイナスする極小のスパンコールが。3.大きなショールカラーがエレガント。ボタンが上部のみに付いているため、裾が翻るさまも華やか。

きれいめアイテムを重ねればお出かけ仕様のきちんとした雰囲気に。Tシャツやニット＋デニムを合わせ、コートの袖をクシュッとたくし上げると、リッチでこなれたカジュアルが完成。

1.大きなストラップカフスがチャーミング。全体のデザインを絞っているからこそ、こうしたディテールが映える。2.従来の６つボタンを２つに変更し、女らしいソフトな印象に。3.マフポケットは大きな縁取りが好アクセント。手を温めたり物の出し入れがしやすいメリットも。

チュールスカート＋ハットの遊び心あふれるコーデ。トラッド感をわずかに残した斬新なPコートが、個性の強いアイテムたちの主張を和らげ、上品かつエレガントな全身に導きます。

1.ジップの開閉次第で本来のノーカラーらしくも、襟があるようにも表情を調整できる。2.ダブルジップは機能的ながら、全体の気品を損なわない控えめな仕立て。中央の飾りボタンがアクセントに。3.袖口のリブも軽快。スポーティなコーデに羽織るだけで、ラグジュアリーなムードに。

単体に加え、スカートとお揃いで着ることも可能。プレイフルなエッセンスが散りばめられているから、セットで着てもコンサバになりすぎず、アクティブ＆フレッシュなこなれた印象に。

1.ハリ感と立ち上がりの美しいフードがこなれ感をアップ。小顔効果も。2.ダブルジップにも本体と同じく混じり気のない白を採用。ブランドロゴの刻印がおしゃれ。3.胸元は空気が逃げないよう保温性に優れた二重構造に。ジップは閉めず、スナップだけ留めてケープのように着ても可愛い。

ベージュを重ねた全身にホワイトダウンで光と若々しさをまとって。ダウンをカジュアルに着る人が多い街中で、端正に仕上げた都会的なスタイリングが特別感を印象づけます。

1.リアルファーはシーンやコーデに合わせて着脱可能。2.シルエットを微調整できるダブルジップも便利。身頃と同色なのでデザインに溶け込むのも利点。3.斜めに切り込みを入れた機能的なスラントポケットには、ウエスト周りを細く見せるスタイルアップ効果も。

ボリューミーなボトムスが似合うダウンは稀有な存在。プリーツやチュールスカート、ワイドパンツを合わせてもすっきりとした印象に。秋冬コーデが華やぐアイスブルーの差し色効果もポイント。

スタイリスト
望月律子
もちづき・りつこ
Precious、eclatなど女性誌を中心に活動中。
ベーシックでいながら洗練されたスタイルが人気。トークイベントやブランドとのコラボアイテムの開発など、活躍の場を広げ続ける。
著書「望月律子のBASIC THEORY」が好評発売中。
望月律子Instagram https://www.instagram.com/ritsukomochizuki/

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